2016年5月20日金曜日

3000円のダッチオーブンを買ってシーズニングする

amazonで3000円ちょっとで売られているキャプテンスタッグダッジオーブンを買いました。
25cmのサイズはちょっと小さいかな?と思い30cmのタイプと比較検討していたのですが、いま使っているルクルーゼの容積が3.2リットルということがわかり、25cmのタイプでも4リットルもの容積があるのとのことでしたのでこのタイプを選択しました。
ダッジオーブンは昔の鉄鍋などと同じで、鉄が剥き出しのため焦げつきや錆を防止するために油を馴染ませ、酸化皮膜で表面をコーティングする「シーズニング」という作業が必要だそう。さっそくやってみました。
開封するとすぐに水を張って水漏れがないかをチェック。鋳物は割れやすき間が出来やすいので後で泣かないためにもあらかじめチェックすることをおすすめします。
まずは工業用油を取るために食器用洗剤で洗います。わが家では、固形石けん(いちおう食器用)を使っていますが、洗剤でもよいとのこと。
このときに、金属たわしでゴシゴシするのは厳禁です。削れた金属粉が鋳物のすき間に入って錆びる原因となるからです。亀の子タワシで優しく洗います。わが家はヘチマタワシを使っています。
洗ってはすすぎ、すすいでは洗いを3回繰り返します。最初は表面に指を滑らせるとヌルヌルしていましたが、だんだんキュッキュッとなってくるのがわかります。
ここからシーズニングの作業に入ります。ロケットストーブの上に載せてまずは空焚きします。
すきまに入っている工業用油を蒸発させるためだそうです。
煙が出てマシンオイルが焦げたような匂いがしてきます。煙がでなくなったら一旦火から放します。
すこし、表面の色が黒っぽくなりました。
触れるくらいの温度にまで下がってきましたら、食用油を全体に薄く塗ります。
決して熱いとき塗らないでください。鋳物は急激な温度変化に弱く、割れてしまう恐れがあります。
冷えるまでかなり時間がかかりますので、その間にフタを同じくシーズニングしました。
油が塗れたら、またロケットストーブの上に乗せて加熱。煙が出て油が飛んだと思ったら、油を塗るを3回くらい繰り返します。
いい色になったら油をしいて、ネギやニラなど匂いのする野菜を炒めます。
わが家では、水路の脇に生えているセリを採ってきて刻んで炒めました。この作業で鉄臭さを採ってくれるのだそうです。これも3回くらい繰り返すとよいそうです。
炒めた野菜はもったいないですが、食べずに捨ててください。
完成!よい色に仕上がりました。
もう洗剤で洗ってはいけません。油が切れない程度に水とタワシでゴシゴシ洗うのがおすすめです。まだ放置すると錆びが出てきますが、ここまで手間をかけてシーズニングした道具ですから愛着が沸きますし、使えば使うほど黒っぽい酸化皮膜のよい色が出て味わい深い外観になってくれることでしょう。さてどんな料理をして楽しもうかな?
洗っていて気づきましたが、このサイズを選んで大正解でした。フタと合わせて重量が5kgもあるのですが、これでも重くて大変です。直径30cmの製品だと8kgを超えてしまいます。洗ったり運んだり(食材が入ったりすると10kgを軽く超えてしまいます)取り扱いが大変だと思うのです。


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