2013年5月9日木曜日

偶然見かけた動画で酸水素ガス(OHMASA-GAS)の可能性に熱くなる。


youtubeで「新燃料」って言葉に引かれて偶然見た動画です。
日本テクノという会社の大政社長さんが発明した、振動攪拌機の中で水を電気分解すると得られる水素と酸素の混合気体(酸水素ガス)がものすごい特異な性能を持っているとのことだそうです。
その特徴とは、
1、金属容器に入れて保存できる
→水素分子は非常に分子が小さいため、圧力を高くしてボンベに入れても漏れ出したり、金属をボロボロにしたりすることがあるそうですが、このガスはステンレス製のボンベに入れてもほとんど圧力変化がないそう。
2、安全に取り扱える
→酸素と水素が1:2の混合気体は非常に爆発しやすい性質だそうですが、このガスは穏やかだそうです。
3、液化温度が高い
→この気体が液化する温度は-178℃、水素や酸素の液化温度よりも高い温度なので、液化させるにもエネルギーを必要としない。


(この動画は音量が低いのでご注意ください)
この特異な性能を持ったガスを、発明者の社長の名前を取って「OHMASA-GAS」と名づけたそうです。
いまのところ燃焼熱が小さいので自動車を動かすことはできないそうですが、プロパンガスと同量ずつ混ぜると自動車が走るレベルになったとのこと。しかも、このOHMASA-GASの生成に使われたエネルギー量と同量のプロパンガスを燃焼させたときに得られるエネルギー量との和が、なんとOHMASA-GASとプロパンガスの混合ガスを燃焼したときのエネルギー量を大幅に上回ったとのことなのです。


他の酸水素ガスと全く性質が違うOHMASA-GASの特異な性質は、酸素分子と水素分子の間に入った「水クラスター」と呼ばれるものの存在であることが首都大学の調べで分かったそうです。
以前、ここでご紹介した水と重油を混合させたエマルジョン燃料が、重油単体で燃やしたときと同じ発熱量だったという話に似てきましたね~

いずれにしましても水の電気分解で得られて、保存も比較的簡単な燃料が登場すると世の中がガラリと変わりそうな予感がします。
OHMASA-GAS生成装置をハイブリッド自動車に内蔵できれば、ブレ­ーキをかけた時の回生エネルギーをOHMASA-GAS生成に使い、バッテリー容量の上限を気にせずに燃料を作り続けることが出来る自動車が作れそうです。
まだまだ研究しなければならないことは多いでしょうが、水から製造できて燃やしても水しか発生しない新燃料の登場に心がワクワクしてしまいます。


にほんブログ村 環境ブログへ
にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿