2010年10月11日月曜日

CANMORE GT-730FL-Sは登山で使えない?(GPSロガー比較番外編)


 先日、「格安GPSロガーCANMORE GT-730FL-SとHolux M-241を比較する3 登山でも使えるか?」で、登山時におけるGPSロガーの比較をしてみましたが、さらに深い解析を行ったところ衝撃の事実が判明しました。
先日のレポートではGPSの測位精度を比較してみましたが、二次元の地図上に軌跡を重ね合わせて見るだけでは、測位性能の一部分しか分からないのです。緯度経度の情報は地図の上でも良くわかりましたが、登山ではもう一つ重要な「標高」の情報は二次元の地図では分からないのです。 

そこで、以前にも紹介した「スーパーマップル・デジタル10」にCANMORE GT-730FL-SHolux M-241軌跡を読み込ませてみると明らかに違う結果が出てきました。
金剛山(奈良県御所市)の頂上付近を通過した時のデーターを比較してみましょう。
頂上の標高は1125mです。






まず、Holux M-241のデーターです。
15:03:25の標高は1141mとなっています。
本当の標高は約1125mですから、16mの誤差です。














続いて、CANMORE GT-730FL-Sのデーターを見ますと、なんと標高は625mと記録されています。
600mのズレがあります!

















登山にはCANMORE GT-730FL-Sは向かない?
これだけ大きな標高のズレがあるとは思いませんでした。登山に使いたいとお考えの方は、CANMORE GT-730FL-Sは買わない方がよいと思います。もっとも、二次元上のデーターを信用する限りでは問題は無いのですが・・・ 

0 件のコメント:

コメントを投稿