2010年3月4日木曜日

アメリカ中心の経済は二度と戻ってこない!~菅下清廣著「世界のマネーは東へ動き出した」~

 
菅下清廣氏は、世界最大の証券会社メリルリンチや名門投資銀行キダーピボディラザード・ジャパン・アセット・マネージメントなどで要職を勤め、現在は国際金融コンサルタント・経済評論家など数多くの肩書きを持っている方です。
日本だけでなく世界中の財界・政界に太い人脈を持ち、今後の経済の行く末がはっきりと見えている人だと思われます。現に、菅下清廣氏が発行した書籍やメルマガの中で触れられた銘柄が驚きの上昇を示したりすることも少なくなく、株価をはじめ資源価格などのチャート読みの達人としても非常に名を馳せています。
その菅下清廣氏の昨年末に発行された「世界のマネーは東へ動き出した」も、今年から来年にかけて起こるであろう世界的な経済変化を大胆に予測、そして私たちがどのように変化を乗り切っていけばいいかを教えてくれています。
昨年の4月に発行されたベストセラー「2011年まで待ちなさい!」では、2011年春までに大きな波が押し寄せ、それに対して備えをせよと書かれていたのですが、2009年7~10月に起こった出来事を元に、これから襲ってくる大変革をさらに詳しく解説しています。
今 年に必ず来るといわれている「株価の2番底」はいつなのか、適切な投資時期を探ります。本の題名にもあるように、世界のマネーがどう動き、世界の勢力図が どのように変化するのかを詳しく説明しています。気になる今後の日本経済は、決して悲観する内容ばかりではありません。マネーは東に動き出したということ は、アジアへ向いてきたということですから、日本経済にとっても大変好感を持てる内容もたくさん書かれています。
これまでのアメリカ中心の経済は滅びたといってもいいでしょう。東へ動き出した経済では、これまでの常識が非常識となり、非常識であったものが常識となるかもしれません。この本を読んで、常識にとらわれない動きをした人だけが勝者になると思います。

菅下清廣著「世界のマネーは東へ動きだした」をアマゾンで確認する。

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